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インサイト100シンキングメソッド
> そら、あめ、かさ
 ひらがなで書くと、意外とかわいらしく見えますね。ただ、ミッシーと同じぐらい、口を酸っぱくして教育されたというか、指導されたというか、怒鳴られっぱなしだったというか・・・。あの頃のことが思い出されます・・・。

 MECE(ミッシー)は知ってますよね?コンサルティング系の本でやたらと紹介されてる。問題解決プロフェッショナル「思考と技術」とか、考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則とか。ミューチュアリー、エクスクルーシブ、コレクトリー、エグゾースティブの略です。漏れなくダブり無くという意味。

 コンサルティングの会社では、「事実に基づき、漏れなくダブり無く、効率的に論点を検討し、トップマネジメントの意思決定を支援する」ことをやってるんですね・・・。わかりにくいかな・・・。

 経営者は、日常的に、何がしかのことを決めていかないといけない。何をすべきか?どうすべきか?を決める際に、それって正しいの?というのは、なかなかわかるものでもないのです。まあ、俗に言う、ビジネスに正解は無い!というやつですね。

 ただ、「より正しい」意思決定をしたいものですよね、経営者の立場からすれば。特に、その決定が、収益に対するインパクトが相当大きそうだ、ということがわかっている場合、特に慎重になる。そんな時、コンサルティング会社さんの出番になるわけです。

 部外者に何がわかる!という批判は当然あります。(まあ、ゲーデルの不完全性定理とか、チャイティンの定理から考えると、内部のパターン認識には、外部が必須にはなりますが・・・。人間は感情的にはそう思うものです。)その批判に対してのカウンターとして、コンサルティング会社は、事実に基づいて客観的に、論理的な思考プロセスに基づいた提案をするのですね。

 でもまあ、「海の水はすべて沸かせない」という言葉があるように、あらゆる事実を集めることはできないし、意味がある事実はほんのわずかです。(これは「パレートの法則」と、「Sカーブ」によっています・・・。いつか解説しますけど、今は割愛します・・・。)

 意味ある提案を効率的にするために、意味ある検討事項、論点を効率的に考えて、意味ある事実の収集をするんですね。その時に、検討事項に漏れがあったら、説得力を失うし、ダブりがあったら、効率が悪いですね。だから、ミッシーという概念、つまり漏れなくダブりなくが大事なんですね・・・。長い説明だった・・・。かえってわかりにくいかな?

 まあ、スピーディーに、説得力のある提案をするために、ミッシーに考えるという技術が大事なように、「そら、あめ、かさ」で考えるというのもすごく重要でした。(やっと本論にたどりつきました。ごめんなさい)

 そら、あめ、かさは、文字通り、「空を見て、雨が降りそうだから、傘を持っていこう」の略です。それが何?と思うかもしれませんが、意思決定に関するフレームワークとしては非常に強力なものです。

 そらを見て、何が見えるのでしょうか?しっかりと見ましょう。雲があるかもしれないし、無いかもしれない。色は青いかもしれないし、赤いかもしれない。そこから、判断をするわけです。「雨が降りそうだ」と。なぜ?

 風が吹いてきている方角に大きな雲があるから、かもしれないですし、湿気を感じるから、かもしれません。そんな匂いがするから、でもかまいません。

 で、「雨が降りそう」と判断したなら、どうします?出かけるのをやめますか?それとも、徒歩を極力控えて、なるべく車で移動しますか?雨合羽を持っていきますか?いや、傘を持っていきます。なぜ?

 雨合羽はあなたにあわないからですか?歩きでしか行けなさそうなところがあるからですか?まあ、だとしたら、どんな傘にします?色は?大きさは?それは、どこかで買うんですか?それとももう既に持っているんですか?

 説明って難しいですね。わかりやすく伝えられなくてごめんなさい。 

  「そら」の部分が現状認識です。いわゆる、分析というやつです。内部環境分析とか、外部環境分析とか、聞いたことありません?その際に、ある程度の粒の大きさに分けて考える。気候に関して言えば、湿気、気温、風、雲ぐらいを見るのかな?それぞれを時間できっても良いですね。12時間前、6時間前、3時間前とか。

 で、「雨が降りそうだ」と。「でかけようとしている」という自分の意思に照らしてみると、それは問題だ、と。この部分が意味合いの抽出という部分ですね。現在の状況は、意思決定の主体にとって、どんな意味があるのか?ということを考える部分。

 ここにある程度のクリエイティビティが必要ですね。長年の勘とか、そういうものに近い技術が必要になります。夜、星を見るだけで、次の日の天気がわかる人、いますよね。それって特殊技能ですよね。コンサルティング会社は、現状をわかりやすく、分析してあげた上で、その意味合いを、自然につなげてくれるんですね。(すべてのプロジェクトで、できているわけではありませんが・・・。)

 ちゃんとしたスーツを着て、ぬれちゃったら、クリーニングに出さなきゃいけなくなる。だとしたら、何か雨を防ぐものがいる、それはなんだろう?と。傘だ、と。これが、アクションプランみたいな部分になります。現状をどう読み、それが意思決定主体にとって、どんな意味があり、だからどんな行動を取るべきだ!とプロセスをきっちり見せてあげる。それがコンサルティング会社に頼む意味ですね。

 ちょっと、難しいはなしになったかな・・・。せっかくゆるく暮らしているのだから、ゆるーい説明ができるといいなあ、と思ったのだけど、堅くなってしまいますね。ごめんなさい。でも、これがわかると、ビジネスの意思決定において、すごく腑に落ちる感じがあります。

 事業会社時代に、部下に一生懸命教えたのですが、なかなか伝わらなかったなあ・・・。彼らは今、元気かなあ・・・。




 


 パレートの法則ですが、俗に言う、80対20の法則というやつですね。イタリアの学者さんのパレート氏が主張していることです。本も出てます。「人生を変える80対20の法則」というやつです。
 
 あと、インターネット上では、それが通用しないというお話しがロングテールの法則です。これも、本が出てます。「ロングテール―「売れない商品」を宝の山に変える新戦略」というやつです。

 インターネットだと、マニアックなものも、売れていくし、在庫管理コストを最小化できる、まあ、棚がいらないけど、インデックスというか、リストだけ表示できるようにしておけば、売れる可能性があって。あんまり売れないような商品の収益貢献の割合があがって、上位の収益貢献が相対的に下がります。

 あと、Sカーブは、文中に紹介した「問題解決プロフェッショナル「思考と技術」」にも出てきますね。
 
 Sカーブと似た概念に経験曲線という概念があります。詳しいケースは忘れましたが、アメリカでダンピングをしていると、訴えられた企業があったのですが、ボスコンが提唱した経験曲線という概念が、最高裁に提出され、判決に影響したと言われています。

 どういう内容かというと、ある商品の製造コストは作れば作るほど、下がってくるということですね。2年前から、商品Aを作っている会社の製造コストは、今年から商品Aを作り始めた会社の製造コストを下回るというものです。

 なんか、硬くなってしまいましたが、こんな感じです・・・。解説になってます?
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2007.10.30(16:25)|シンキングメソッドコメント(3)トラックバック(0)TOP↑
初めまして。訪問記録からたどってきました。

自分のいる会社は、コンサル入れるまでもなく、明らかに欠点が分かっているけど、これを経営陣に明示化出来ない為に苦しんでいるという、いわゆるワンマン体質と感じています。

どう変えていくのがいいのかなぁ・・・と日々悩みつつ、どこから手をつけるかを少しずつ明確にしてこうとしている毎日です。
たまに毒づいている時もあります(笑)が、普段はゆるーく旅行のことを書かせてもらってますが。
From: かもちゃん * 2007.10.30 21:43 * URL * [Edit] *  top↑

ワンマン体質
 コメントありがとうございます。

 ワンマン体質ですか・・・。意外と解決には根が深い問題ですよね。かもちゃんさんの会社を見たわけではないですが、一般的には、企業はそのワンマンパワーで前に進んでいる面があるんですね。その前に進む力を無くさずに、かつ権限が委譲されるようにするのは、けっこう難しいですね。
 
 事業の成長が終わり、成熟気味な時には、マネジャーをしっかり育てて、もし、育てられれば、権限委譲、みたいなモデルが理想的ですが・・・。


 かもちゃんさんのブログはきれいなお写真が印象的ですね。星野トラストの社長さんも講演されてるんですね。奥さんのマーケティングリサーチの講義は受けたことありますよ。

 では、また。
From: ゆるーいコンサルタント * 2007.10.31 09:15 * URL * [Edit] *  top↑

承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
From:  * 2013.02.11 23:29 *  * [Edit] *  top↑

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