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インサイト100メンタルヘルス
> メンタルヘルス(その3)
 今日は、メンタルヘルスの3回目ですね。

 そうそう、先日、同じセミナーにいた人から、コメントいただきました。

 「コンサルなのに、風貌は自信満々風なのに(ははは)、質問の際の後ろ向き~~な感じが印象的です。」

 私の風貌は、自信満々風だったのか!

 自分でおとなしい風貌だと思っていたんですけどね。

 まあ、理屈を聞くときは後ろ向きで。意思を聞くときは、前向きで・・・、と思いつつ、ブログというのは、すごいなあ、と思いました。

 さて、メンタルヘルスの3回目です。

 メンタルヘルスの本を読み漁り、セラピーや、心理系のセミナーにやたらと行くようになり、自分はマネジメントはきっと大丈夫!と思っていました。

 でも、1人、メンタルな病に倒れる部下が出現してしまいました。ある意味で、自分の力を過信していた自分への戒め、罰のようなものとして、その現実は私につきつけられました。

 当時、部下の数がどんどん増えて、こんなにたくさん大丈夫?と自分で思っていました。彼はプロモーションの専管部門から異動してきた人でした。

 しかも、彼の上司から、政治的な理由で、頼まれて私のチームに移ってきたんですね。正直、スペック的にはきつかったですね。できることはあるけど、ジェネラル感はなかった。

 もともと、月曜日の朝は来なかったりするタイプでした。既に兆候はあったんですね。それが、だんだんと、来なくなる。どんなに私とのコミュニケーション密度を濃くしても。職場のコミュニケーション密度を濃くしても。プレッシャーの低い環境にしても駄目でした。

 本当に大きな無力感を感じました。

 何度も、喫茶店で話しをしました。オフィスには来れないんですね・・・。そして、彼は同棲していた彼女との間に子供が生まれる頃で・・・。

 東京でやった結婚報告会?のスピーチもなぜか私がやって・・・。つらかったですね。

 この無力な私は、どうすれば彼がハッピーに仕事をしていけるのか?はわからなかったですね。

 それと、引きこもることは必ずしも悪いことではないとは思っていました。

 人を傷つけるような言葉を言いまくるようなカタチで心の健康問題が出てくるよりも、引きこもるというのは、人を傷つけないですし。

 それで、私はプロのセラピストでもないので、志村先生のところにかかってみたら、と部下に勧めました。めでたく、上司も部下も、セラピストの先生にかかるという状況になりました。

 メンタルヘルス問題を抱える上司と部下。まあ、いまどきは珍しくもないですが。

 彼は、半年程度、休職の後、職場復帰というカタチになりました。

 休職の時に、また小さなお話しがあります。私に彼の異動を頼んできた上司が、「信頼してお前に預けたのに、どういうことだ、俺が上司ならそんなことにはならない!」とおっしゃいまして、まあ、本人とも話して、異動ということになったんですね。

 でも、彼は異動しても、なかなか会社にいけませんでした。そりゃそーですわ。

 数日後、その上司から電話がかかってきて

 「あいつ辞めさせることにしたから。」

 と。えー、あんた面倒見るって言うたやん!と思いましたが、本人から連絡があって、話しをすると、

 「これ以上、迷惑をかけても」「そういう結論に」と言うので・・・

 別にいますぐ辞めなくてもいいのでない?回復するまで、休職したら?会社規定で休職できる期間はあるだろうけど、その休職期間が終わってから考えれば?と言うと、

 「あ、そーですね!」と・・・。おいおい、「躁」の状態か・・・。と思いましたが、休職することになりました。

 人事は何をやっていたんだ!と思います?よっぽどの大企業でないと、メンタルヘルスに関して知見のある人事なんてないですよ。その会社は労務担当者が2人、それっぽい担当でしたが。それで何度か電話はしたけど、まあ、上司の判断でやってください、ということでした。

 そして、半年間の休職となったんですね・・・

 ただ、復帰の時に、当然、人事には復帰日の調整をしていたんですけど、復帰前日に、

 「メンタル的に不安定な恐れもありますので、人事のほうに出社にして、産業医の診断を受けてもらいます。それで駄目なら、復帰は先ということにしましょう。」と人事課長から連絡がありました。

 私は耳を疑いました。復帰日の調整はしていたじゃないか!明日から復帰で、一応、自分の職場に帰ってくることになってる。本人はそのつもりだし、周りもそのつもり。

 それに対して、産業医が診断して、駄目だったら、復帰できないって前日に言う?

 まあ、単に仕事のできない人事な人々だったんですけどね。マネジメントが弱い会社の人事部門は骨抜きです。駄目な人ばかりが集まってきます。できるふりをする人がいっぱいです。まあ、ちょっとひどいもの言いですが、そんなもんです。

 でも、彼はしっかりと復帰しました。復帰してもなかなか、出社率は高まりませんでしたけどね。

 彼は今、しっかりと復帰して、仕事ができているそうです。復帰してから3年ぐらいたってますからね。よかったですね。本当に。

 長々と、私が経験したケースを書きました。

 この出来事から何が言えるか?メンタルな病に倒れる部下が1人でただけで、周りはオロオロ、人事も意味不明な行動を取る。私も自分の無力感を感じる。

 日本人で、常に鬱の人は、2~3%程度。一時的に鬱になる人は、8%~15%程度といわれています。10人以上部下がいて、何年かやっていれば、1人の鬱の部下には出会うということです。

 私は20人の部下がいたので、まあ、1人は少ないほうでしょうか。

 みなさんも、メンタルな病に倒れる人を目撃しているでしょうし、メンタルな病を持つ部下を持つことがあるでしょう。

 それに対して、なんらかの知見を持っていますか?

 「頑張って」って言っちゃいけないということぐらいは知っていますか?

 生兵法は怪我の元ですが、しっかりと相談できる人がいますか?

 組織マネジメント上、メンタルな病というのは大きな論点になってくるでしょう。もし、メンタルな病の発生率が上がったら、あなたの会社はどうしますか?従業員の半分がメンタルな病になったらどうします?

 煽っておいてなんですが、今日も長くなってきたので、これぐらいで。

 次回をお楽しみに。



          


 
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2008.02.08(09:30)|メンタルヘルスコメント(2)トラックバック(0)TOP↑
ゆる~いって良いですね
始めまして
【ゆる~い】という言葉に魅かれてお邪魔しました
緩さと 自信満々さと 後ろ向き~な所もあるコンサルさんって
なんだか安心感があるかもですね(^^)
From: akemi * 2008.02.10 18:01 * URL * [Edit] *  top↑

コメントありがとうございます。
言葉だけ見ると、実物は想像しにくいと思いますけどね・・・。

安心感を持っていただけているといいですね。
では、また。
From: ゆるーいコンサルタント * 2008.02.10 22:10 * URL * [Edit] *  top↑

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