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> 私はCIOという概念が好きではない(最終回)
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(2006/08/01)
不明

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 私が前職を退職するときに、餞別に買ってもらったプレゼントです・・・。夜、寝る前に聞きながらスヤスヤと眠りについております。

 充電しながら、寝る前に曲が聞けるのも、意外といいものです。ただ、使いこなせていないせいか、何時間後に電源を切る、とか、そういう処理はできていません。

 さて、今日は、CIOについて、最終回です。

   会社によっては、CIOが業務改革リーダーみたいなことがよい会社もあると思います。

 インターネット企業とか、そういう会社は、それがいいんじゃないか?と思ったりします。

 私の中では、ビジョン優位で出来上がる会社と、ストラクチャー優位でできあがる会社があると思っています。

 ビジョン優位の企業というのは、理念が多くの共感を呼び、その理念に基づいて、社員が行動することによって、成立する企業だと思います。ビジョンで規定するものは、そんなに細かいわけではないので、社員一人一人の判断がすごく重要になります。

 ストラクチャー優位でできあがる企業というのは、優れたビジネスモデルによって、成立する企業です。そのビジネスモデルの優位性が、企業を成立させている。

 グーグルなどの企業は、そういうイメージだと思います。

 人脈をベースに出来上がる会社もあると思います。経営陣がすごい人脈を持っていて、それで成立しているというか、そういう会社ですね。

 ちょっと、トレーシーとウィアセーマの、「ナンバーワン企業の法則」のパクリに近いというか、そのものに近いですけど。

ナンバーワン企業の法則―勝者が選んだポジショニング (日経ビジネス人文庫)ナンバーワン企業の法則―勝者が選んだポジショニング (日経ビジネス人文庫)
(2003/07)
大原 進、M.トレーシー 他

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 これの副題、「勝者が選んだポジショニング」って、ちょっと変だと思いますけどね・・・。

 そんなことは置いておきまして、ストラクチャー優位で、出来上がる企業というのは、いかに効率的にオペレーションをまわすか?というところが企業の競争優位の源泉になるので、常なる業務改善は必要だと思います。

 そして、業務がほぼ、自動的に実施される場合、あまり人の手を介する必要がない場合、いわゆるCIOみたいな人がプロセスリーダー兼、業務改革リーダーのような形が成立するのではないかな、と思うのです。

 ビジョン優位の会社で、ビジョン以外のもので社員を縛ると、すごくフラストレーションがたまると思います。そして、ビジョンの範囲内でなら、いろいろ考えつつやれる、という、強みになっている部分が消されてしまう恐れがあると思います。

 人脈優位で成立している企業は、細かいプロセスを社内に保持していない場合が多いですね。業務がないと言うと語弊がありますが、コーディネート業で成立している会社はどんどん外注に出してしまいますから、プロセスの改善とか、そういうものがあまり意味を持たないですね・・・。

 会社のタイプによって、「業務改革」の意味合いは違うと思います。

 私は、この1/3の企業は耐えざる業務改革が必要だと思います。でもね、そういう会社はすでに耐えざる業務改革をする仕組みで動いているから、新しい概念を入れる必要はないと思うんですよね・・・。

 いわゆるQC活動というか、リエンジニアリングというか、そういうものに強い会社は、ストラクチャー優位で成立していますからね・・・。

 小さい商社のような企業が、CIOが業務改革リーダー!と言ってやる必要があるかといえば、人脈で成立しているなら、必要ないのでは?と思います。

 つらつらと、4回にもわたって、書いてきましたが、気持ちを伝えることはできたでしょうか?

 私は、本当にCIO概念はあまり好きではないのですね・・・。

 次のゆり戻し、やはり分散型だ!というようなゆり戻しが起こったとき、CIOという概念はどこへ行くんでしょうね・・・。それが楽しみではありますが・・・。

 なんとも、くっきりしない結びになってしまいました。ごめんなさい。

 次回からは、また新しい話題を書きますね・・・。

 では、次回をお楽しみに。

 
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2008.03.21(08:50)|ビジネスシステムコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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